未分類

資産課税が導入されたら…FIREへの影響は?

Xでこんなツイートがバズってました。

元のツイートはこれです。

国民民主党は、重点政策として「手取りを増やす」ことを掲げ、フローの減税(所得税減税+消費税減税)に加え、現役世代の社会保険料の引き下げを提案しました。
そのために、公的保険給付の範囲の見直しや高齢者医療の原則2割負担の加え、6兆円を超える後期高齢者拠出金を廃止して、保険料の約2割引き下げを提案しましたが、その代替財源として、高齢者も含めた富裕層のストック課税の検討を盛り込みました。
あれもこれもできない中で、現役世代の「手取りを増やす」ことを最優先し、矛盾のない政策として組み立てました。
とにかく、私たちは、現役世代の「手取りを増やす」ことにタブーなく取り組みたいのです。 現役世代の手取りを増やさないと、NISAに投資するお金も残らないし、老後のための資産形成もできません。
そもそも、給料が上がらないと年金も増えません。NISAの拡充など国民の安定的な金融資産形成の促進には十分配慮しながら具体的な制度設計を進めていきます。 皆さんのご意見を聞かせていただければ幸いです。

今お金がある人は当然反対するとして、今FIREを目指している人にとってはどうなるんでしょうか?

手取りが増えれば資産形成にはプラス

めっちゃ当たり前のことですが、手取りの収入が増えればその分貯金や投資に回すお金も増えるので手取りはプラスになりますね。


例えば、このサイトによると
https://kctp.co.jp/jobshift/tenshoku-column/500-tedori/
単身で年収500万円、月給が額面で30万円くらいだと、6万円ちょっとが社会保険料と税金で引かれているみたいです。”保険料を2割引き下げる”とのことなので、月+12,000円。あれ、こんなもんか…。

年間にして計算すると、月給12ヶ月分の影響額24万円にボーナス支給時の引き下げも合わせると大体31万円くらいになる計算。利回り5%で運用して10年続けると440万円。まぁ十分大きいですね。

さて、FIREするための目標金額は人によって結構違いますが、仮に1億円(配当4%で税引後320万円)をゴールにしてみると。10年で440万円プラス、ゴールが約20分の1手前に来るイメージなので、”1年早くFIREできた”くらいの影響はあるかもしれません。

FIRE後がキツすぎる

ではFIRE後はどうなるか。元ツイートを見ると資産課税対象は”富裕層”とのみ書かれていますね。株クラでは有名なこのような図。

富裕層は1億円以上ですので、目標1億ならFIRE達成と同時に課税対象になって3.2%取られる計算になる。年間320万円。何もしなくても減っていく…?

いや、減ったら1億円を切るから準富裕層。課税対象外になりますね。
てか、そもそもこんな状況なら、1億円ではなくてその手前をFIREのゴールにする人が増える気がします。

なんか未来が見えてきた気がするぞ…。

課税を逃れるため資産額を課税手前にする人が増える。
→富裕層一歩手前の貴重な労働力が今より減る

これなんじゃないかな?そしてさらに未来には、「働いていない人たちが税金を逃れている」とか言い出して、課税対象額を引き下げ…。

夢や目標を追いかけることが幸せ

さて今回は資産課税で手取りが増えることがFIREに与える影響をテーマにしてきました。
私は「夢や目標をもてる」社会が幸せなんだと思んです。”金持ちになって、あれもしたいこれもしたい”ってがむしゃらに追いかける人たちが増えることは、社会にとってもいいはず。
なのに、そういったバイタリティも能力もある人たちに、水を差すようなマネは絶対良くないと思います。

てか、手取り1%も増えてないのに、資産形成後3.2%取られるって不公平すぎない!?

現場からは以上です。