Xをつらつら見てたらこんな恐ろしい投稿がバズってました。
15%…!?さらにその上も狙うとかもう生活できないよ。
消費税増税の目的
なぜ消費税を増税するのでしょうか。ってご存知の方も多いとは思いますがいわゆる「安定財源」の確保です。
令和元年に行われた消費増税について、財務省HPにはその理由が下記の通り記載されています。
社会保障は人生の様々な段階でのリスクに対して、社会全体で助け合い、支え合おうとする仕組みです。その費用は保険料でまかなうことが基本ですが、保険料のみでは働く現役世代に負担が集中してしまうため、税金や借金も充てています。このうちの多くは借金に頼っており、私たちの子や孫の世代に負担を先送りしている状況です。
日本は速いスピードで高齢化が進んでおり、高齢化に伴い社会保障の費用は増え続け、税金や借金に頼る分も増えています。現在の社会保障制度を次世代に引き継ぐためには、安定的な財源の確保が必要です。
(以下略)引用:https://www.mof.go.jp/faq/tax_policy/02eb.htm
でもこれ嘘らしいですよ。
税金=物価調整or制限事項
奇跡の経済教室〜基礎知識編〜(中野剛志著)によると、自国通貨を発行できる政府(正確には政府+日銀)は、財源の確保は必要ない。なぜなら通貨を生み出せるから。じゃあ税金は何のためにあるかというと、
①物価調整機能
②国民の行動を制限
コレが正しい税金の機能のさせ方ということです。酒税とかタバコ税は②に当たりますね。消費税は①の目的で導入されてるわけであって、決して安定財源を確保するためではないんですね。うむ。
え、てことは今はモノの値段どんどん上がってるから、消費税を上げて消費を抑えるのは正しいことになる…のかな?
給料は上がってるのか?
でも生活が苦しくなってる体感ありますよね?給料上がってないからでしょうか?
厚労省が発表する、いわゆる”ベースアップ”を示す賃金上昇率は、2020年は0.6%、2021年は-0.1%、2022年は1.4%、2023年は2.1%とのこと。
確かに2022年2023年はインフレ圧力によって一応賃金が上がってはいます。うちの会社でも1万円とか上げてくれました。
しかしながら、日本では欧米諸国と比較して、インフレが起こっても給料は上がりにくいみたいですね。
ちょっとAiとか使って調べてみたところ、考えられる主な理由は下記の6つとのこと。
- 企業の利益体質: 企業は、インフレによって生じたコスト増加を値上げで対応していますが、賃金の引き上げには積極的でないようです。原価UP分のみ価格に反映してるからですかね。特に中小企業は利益率が低いことが多く、賃金を上げる余裕がないみたいです。
- 労働生産性の低迷: 日本の労働生産性は先進国の中でも比較的低いと言われてますよね。そのため、企業は賃金を大幅に引き上げることが難しい現状です。
- 長年のデフレマインド: バブル崩壊後、何十年間も続いたデフレの影響で、企業や労働者は「コストを抑える」「給与は増えない」という考え方が根付いてしまっています。また、私たち労働者も賃金が大幅に上がることを諦めている人が多いように思います。
- 非正規雇用の増加: 年々パートや契約社員などの割合が増加しています。企業はコスト削減の手段としてコレらの人々を使っているため、全体的な賃金上昇が難しくなっています。
- 人口減少と高齢化: 日本全体の人口減少&高齢化も賃金の上昇を抑制する要因です。高齢者が増えて、労働人口が減っていくため、企業は自社の成長よりも、コスト管理や安定を優先する傾向が強まっているとのこと。確かに、勤務先もそんな感じの経営方針でやってます。
- 賃金交渉の弱体化: 労働組合の影響力が弱まっていることから、賃金引き上げを求める力が弱くなっています。だから、企業は賃金の引き上げに対して必要性を感じていないってことですね。
これらが相互的に働いて、物価が上がっても私たちの給料はなかなか追随できず、生活が苦しくなるってことですね。
うーん、なんかお先真っ暗感。
節約+投資が最適解
結局、増税されるにしてもされないにしても、我々国民ができることは日々の節約とコツコツ投資をすることに尽きますね。
それぞれの目標があると思いますけど、収入を増やす。目の前の仕事に一生懸命取り組む。毎日の積み重ねを頑張って参りましょう。
というかタイトルにも書いてますが、こんなお先真っ暗系政策ばっかりなのホンマに魅力ないですわ。リアルに日本脱出したい!w
現場からは以上です。