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資本コストとは。計算の仕方や考え方を世界一わかりやすく解説します

資本コストってなに? WACCの計算の仕方を分かりやすく説明します! 株式投資
資本コストってなに? WACCの計算の仕方を分かりやすく説明します!

 

Drオレンジ
Drオレンジ

こんにちは。Drオレンジです!



今回は、資本コストと、投資での実践について解説していきます。

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1.資本コストを理解しよう

資本コストは経営者が達成すべき指標であり、投資の際にも役に立ちますのでぜひ押さえておきましょう。

1-1.資本コストの考え方

資本コストとは、わかりやすく言えば、おカネを出してくれた人達への見返りです。

会社におカネを出してくれる人は、大別すると「債権者」と「株主」の2種類です。

「債権者」はおカネを貸す見返りとして、金利を要求します。
元本の金額と期間から、年利○○%という形で、貸した金額以上のお金を求めます。


「株主」は、出資をする見返りとして、株価の上昇と配当金を期待します。
皆さんが株を買うときのことを想像すれば理解できると思います。
>>>キャピタルゲインとインカムゲイン。2つの違いを徹底解説!


上記2者からの要求、期待は会社側から見れば、おカネを出してもらうために支払わなくてはいけないコストと言えます。
そのため資本コストと呼ばれています。

1-2.WACC(加重平均資本コスト)とは。【計算式あり】

それでは、資本コストの具体的な計算方法について見ていきましょう。
資本コストを計算する際の考え方・計算方法として一般的なWACC(加重平均資本コスト)というものがあります。

WACCの計算式は以下の通りです。

WACC計算式



この式を見るとややこしく感じるかもしれませんので、少し具体例を出して考えてみましょう。

例えば・・


A社は、B銀行から1000万円の融資を受け、株主Cさんから500万円の出資を受けました。
B銀行には年利3%の金利を支払います。
株主Cさんは配当金と株価上昇合わせて年間9%の利益を期待しています。

この時のA社の資本コスト(WACC)は・・・

総調達額  1500万円

B銀行に払う利息が・・

融資(有利子負債) 1000万円 × 利息 3% =30万円


株主Cさんが期待する利益が・・

株主資本 500万円 × 期待 9% = 45万円


(債権者への利息 30万円 + 株主の期待 45万円) ÷ 総調達額 1500万円

= WACC 5%

上記のように、債権者と株主が各々求めている見返りの金額の合計と、出してもらった資金の総額の比率がWACCです。

※上の例では理解を優先するため省きましたが、債権者へ支払う利息は費用計上される(=節税効果がある)ため税金分を差し引いてWACCを算出します。計算式中の(1-税率)がこれに該当します。

1-3.ROIC-WACCスプレッド

WACCは資本を調達するためのコストです。

その調達した資本を事業に投資して、どの程度の利潤を生み出したかを表わすのがROICです。

>>>ROICとは。計算式とROICの意味を分かりやすく解説!

 

ROIC-WACCスプレッドイメージ




そのため、ROICからWACCを引いた差の分、企業に利潤が残ることになり企業の価値が高まります。
これをROIC-WACCスプレッドといいます。


ROIC-WACCスプレッドがマイナスの時、つまりROICよりWACCの方が大きい場合、その差分だけ企業の価値が減っていっている(企業価値の毀損)ことになります。

2.投資にあたる資本コストの実践

それでは上記で学んだことを踏まえて、実際に企業分析に使ってみましょう。
ROIC-WACCスプレッドの高い企業を探すため、まずはROIC30%以上でスクリーニングしてみましょう。10件ヒットしました。(2019 1/1現在)


ROIC30%以上

2-1.ROIC=WACCとして考える

それではZOZO(3092)を例として考えてみましょう。

分析を進めるにあたり、ROIC-WACCスプレッド0を前提とします。
ROIC-WACCスプレッドが0ということは、

ROIC = WACC(株主資本コスト + 負債コスト)


が成り立ちます。
この前提を置くことで、企業がもっている収益力(ROIC)で払える資本コストの限界値が分かります。
そして、ROICから負債コスト(債権者への見返り)を引いた差額が、株主資本コストとして期待できる上限値となります。


株主資本コスト(%) = ROIC(%) - 負債コスト(%)



ZOZOの場合・・


有利子負債は先ほどの検索結果より24,000百万円です。

それに対する支払い利息は

zozoPL


こちらは半期での実績となりますので、支払利息は年間60百万円と予想されます。

60 ÷ 24,000 = 1.25%

負債コストは節税効果を考慮すると1%以下になりそうです。
ここでは仮に1%と見積もって問題ないでしょう。


つまりZOZOの株主資本コストの限界値は


ROIC 59.4% = WACC(株主資本コスト  + 負債コスト 1%)

株主資本コスト = ROIC 59.4% - 負債コスト 1%  = 58.4%



上記のように、非常に高い株主資本コストが期待されてもおかしくない財務内容と言えるでしょう。

しかし実は、株主資本コストの具体的な数値というものは誰にも分りません。
それぞれの株主の期待が株主資本コストですから、当たり前といえば当たり前ですね。

そうはいっても、株主資本コストの限界値を知ることで、投資先の検討時にどの程度のリターンを期待できるかの目安になりうるでしょう。



今回は以上です。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです

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