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FCFの計算式と意味を分かりやすく解説!ムズかしくないですよ

 

Drオレンジ
Drオレンジ

こんにちは。Drオレンジです!



株式指標シリーズ第7弾です。
これまで下記の指標について解説してきました。

PER、PBR、ROA、ROE、ROIC、CAGR

今回はFCFについて解説します!
この指標は、様々な指標の理解へ繋がりますのでぜひしっかりと抑えておきましょう

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1.FCFを理解する

FCF(free cash flow)とは、企業が稼いだキャッシュのうち、企業が自由な裁量をもつことが出来るキャッシュを指します。

カタカナでフリーキャッシュフローと呼ばれることも多いです。

FCFを潤沢に生み出すことが出来る会社は、キャッシュを内部留保し事業に再投資することで企業価値を高めていくことができたり、キャッシュを現金のまま保有しておき既存事業が一時的な不況に陥っても柔軟に対応できたり、株主に還元することで株価の維持、上昇を狙うことが出来たりと、とにかくできることが多くなります。

お金を持っている会社は強いのです。

1-1.FCFの前に、EBITを理解しよう

ではまず、FCFを理解する上で欠かせない、EBITについて簡単に解説します。

EBIT(Earnings Before Interest and Taxes)とは、日本語にすると利払い・税引前利益と言われます。

その名前の通り、税金が引かれる前の利益から、支払利息・受取利息を除いたものを指します。

EBIT = 税引前当期純利益 + 支払利息 - 受取利息

税引前当期純利益は、支払利息を引いて受取利息を足して計算されています。
そのため支払利息を足し戻して、受取利息を引いてやることでEBITを算出することが出来ます。

この「足し戻す」という概念を理解できると、キャッシュフローへの理解はスムーズになります。

1-2.FCFの計算式【解説有り】

それではFCFの計算式と、その意味について解説します。

FCF = EBIT × (1-実効税率) + 減価償却費 - (設備)投資等 - 運転資金等の増加

この計算式は、会計上の利益(EBIT)からスタートし、自由に使える現金(FCF)を算出しています。

しかし計算式だと少し分かりにくいので、下記の図を用意してみました。

FCF計算式




①まず税金は現金で支払うため、EBITから税金を引きます。

②減価償却費は、費用として計上してますが、実際にお金は外に出ていません。
そのため減価償却費を足し戻します。

③設備投資等、事業を拡大するために投資した場合、お金は既に支払っていますが帳簿上はBSの資産へ計上されています。そのためここでキャッシュアウトします。

設備投資と減価償却費について

上記②、③について念の為、簡単に解説します。
まず企業が建物や設備等の大きな買い物をした時、現金(または小切手、手形等)で支払いをします。

支払った金額を、全て費用として計上することができれば、その年の利益は大幅に小さくなり、税金の支払いが少なくて済みます。

しかし購入した建物や設備は今期だけでなく、この先何年間も使用しますので、全額を費用計上してしまうと、帳簿が実態とかけ離れてたものになってしまいます。

帳簿を実態に近づけるため、建物や設備を購入したら貸借対照表(BS)の資産へ計上します。

そして法的に決められた一定額(率)を毎年、減価償却費として費用に計上していきます。

例えば今年3,000万円で購入した建物を30年で償却する場合・・

購入した年度に現金が3,000万円出ていきます。
BSには建物3000万円が計上され、費用にはなりません。(月割した減価償却費は発生)

そして翌年度以降、この建物を購入する金額としては1円も支払いしていないのに、減価償却費として費用が計上されます。

つまり、現金が出ていくタイミングと、費用として計上されるタイミングが大きく違ってくるのです。

現金と費用の発生タイミングの違いを修正しているのが、上記②、③の計算です。

④最後に、運転資金の増加があった分は差し引き、運転資金が減少していたらその分を足し戻します。

以上がFCFの計算方法です。

少しややこしいですが、あくまでお金の動きに着目しているということが理解できるかと思います。

1-3.簡易的FCF

前述したFCFはあくまで一般的に使われているものであり、実はFCFには様々な種類が存在します。
FCFの定義はあくまで「企業が自由に使えるお金」ですので、考え方次第で計算方法が変化するのです。

簡易的FCFを算出する有名な方法がありますので、ご紹介します。

前述したFCFは少し計算が面倒なため、ざっくりした分析をする際には、こちらの簡易的FCFを使用することをオススメします。


簡易的FCF = 営業CF + 投資CF


営業CFは本業で稼いだ現金、投資CFは投資で使った現金です。
そのため計算式では+となっていますが、投資CFは通常であればマイナスになります。
この簡易的FCFはキャッシュ・フロー計算書さえあれば一瞬で計算できるにも関わらず、FCFとして一定の精度を保てるため広く使われています。


今回は様々な指標の基本的な考え方となるFCFについて解説をしました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです

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